10月の中小企業月次景況調査(平成25年10月末現在)

みなさま、おはようございます。
石川県で企業経営のお手伝いをさせていただいている中小企業診断士の佐々木経司です。

今日は日本の経済情報についてお届けします。

全国中小企業団体中央会は、平成25年10月20日に
10月の中小企業月次景況調査(平成25年10月末現在)を発表しました。
月別・業種別ＤＩ値・図表等（PDFファイル）
情報連絡員からの報告コメント（PDFファイル）


消費税増税前の駆け込み等により、９指標中８指標が上昇し、売上高、販売価格に加えて、設備操業度の各ＤＩがプラスとなりました。
収益状況ＤＩは改善傾向にあるものの、原材料や燃料等のコスト増加分の転嫁難からマイナス１８.３ポイントとなっており、依然として低い水準が続いております。

情報連絡員からの報告コメントにおける石川県からの報告は以下の通りです。

６９．＜石川県 漆器＞
観光客の入込は昨年比で１０％以上減少となり、観光業への影響は大きい。個人消費について、一部にアベノミクス効果らしい高額商品が売れる場面もあるようだが、全体を押し上げるまでには至っていない。

９４．＜石川県 金沢市＞
売上・収益状況は前年比マイナスであった。台風など悪天候が続き客足が鈍ったことが原因である。個人消費について、１０月は集中的にイベントを重ね、人出はその時はあるが、売上に繋がらない。

１１３．＜石川県 一般土木建築工事＞
公共事業の発注件数が多いので売上高は伸びている。しかし、人件費や資材単価が高騰しており、収益状況は変わらない。官庁の公共事業は順調に発注されているが、管理技術者や主任技術者の不足、下請業者の不足、重機不足等で応札できない会社が多くある。


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