このブログは、@地域企業の経営支援A地域活性化事業の支援を両輪とした地域活性化のお手伝いをさせていただく中小企業診断士 佐々木経司がお届けします。

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2024年02月01日

「北陸応援割」の経済効果は605億円:現段階では給付金による旅行事業者支援が妥当

みなさま、おはようございます。
石川県で地域経済活性化のお手伝いをさせていただいております中小企業診断士の佐々木経司です。

今日は、北陸の経済に関する情報をお届けします。

株式会社野村総合研究所は、令和6年1月29日に、ナレッジ・インサイトコラムとして、
「北陸応援割」の経済効果は605億円:現段階では給付金による旅行事業者支援が妥当を公表しました。

*****(以下、本文の一部抜粋)*****

第1に、地震で特に甚大な被害を受けた地域に、3、4月の時点で観光客が訪れるとはとても思えない。
そうした地域では、観光客を受け入れることも難しいはずだ。
そのため「北陸応援割」は、4県の中でも地震で甚大な被害を受けた能登半島などの地域以外への旅行を喚起することになる。
地震の影響で観光客が大きく減っておらず、そもそもビジネスが深刻な打撃を受けていない周辺地域の旅行事業者により恩恵が及ぶ形になるだろう。
本当に困っている事業者を助けることにはならないのである。

(中略)

第2に、コロナ禍で政府が旅行事業者支援のために実施した補助金制度「GOTOトラベル」では、宿泊代の補助によって、旅行者は値段が高めの高級ホテル・旅館などの宿泊に同制度を利用する傾向が強まったと考えられる。
高級ホテル・旅館では、しっかりとした感染対策が取られているとの見方も、そうした傾向を後押ししただろう。

「北陸応援割」でも同様のことが起こる可能性があるのではないか。
同制度のもとで高級旅館などに宿泊者が集中すれば、地震の影響で打撃を受け経営基盤が揺らいでいる、体力のない中小の旅行事業者への支援とはならない可能性があるだろう。
大規模な高級ホテル・旅館の方が、耐震設備がより整っているとの見方も、そうした傾向を促すのではないか。

*****(以上、本文の一部抜粋)*****


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posted by 佐々木 経司 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 北陸の経済情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする