みなさま、おはようございます。
石川県で地域経済活性化のお手伝いをさせていただいております中小企業診断士の佐々木経司です。
今日は、地域経済活性化に関する情報をお届けします。
神戸大学経済経営研究所は、令和3年12月1日に、ディスカッション・ペーパーとして、
感染症の歴史から何を学ぶか?――経済学と他分野との協業に向けて――を公表しました。
全文PDF
*****(以下、要旨の抜粋)*****
本稿では、COVID-19とその対応への含意を念頭に置きつつ、感染症の歴史を振り返る。
古代以来、人口の数十%が失われるような感染症の大流行が繰り返されたが、近代に入ると公衆衛生の普及等により、死亡率は劇的に低下した。
1918年からのインフルエンザ大流行は、COVID-19と疫学的には共通する部分も多かったが、社会経済に与えた影響はCOVID-19ほどではなかった。
こうした違いの原因は、この百年の間に社会的規範が変化したことに求められる。
社会的規範の変化には、「総力戦」思想の浸透と、近代的な生存権の確立が寄与したと考えられる。
COVID-19への対応の中で、経済学は実証的(positive)な分析の面で現実的な処方箋を考えるための有用なツールであることを示した一方、規範的(normative)な分析の面で経済学は万能ではない。
自然科学だけでなく、歴史や哲学などの人文科学と対話、協業することで、社会科学としての経済学の地平がさらに広がると考えらえる。
*****(以上、要旨の抜粋)*****
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